pritunl VPNサーバへVPNクライアントを利用して接続する方法
- 2017.02.09
- 技術ブログ

以前の記事の続きです。
pritunlを利用して構築したVPNサーバへVPNクライアントを利用して接続する方法を解説します。
事前準備
iPhone用とWindows用クライアントを利用して今回は接続をしてみます。
- pritunl管理画面から、[Users]をクリックし、接続するユーザ名の右側にあるdownload profileアイコンをクリックします。
- ダウンロードしたファイルを保存します。
iPhone用クライアント
- iPhoneからの接続の場合には、OpenVPNクライアントを利用します。
- AppStoreでOpenVPN Connectを検索するか、リンクからダウンロードしインストールします。
- ダウンロードしたプロファイルをメール等で送信します。
tarだと開くことができないので、解凍したファイルを送信しておきます。
- 添付ファイルをタップし、OpenVPNアプリで開きます。
- OpenVPNアプリに設定が追加されます。
+マークをクリックします。
- ユーザを作成した際に設定したPINをPassword欄に入力し、Disconnectedの下にあるトグルをタップします。
- 正常に接続ができれば、ConnectedとなりVPNサーバに接続されます。
- VPNサーバから割り当てられたIP等が確認できます。
- 診断君等でIPアドレスを確認すると、VPNサーバからのアクセスであることが確認できます。
Windows用クライアント
- Windowsの場合には、公式ホームページからWindowsクライアントをダウンロードします。
- インストーラーに従い先に進めインストールを完了します。
- printunlクライアントを起動すると下記画面が表示されます。
- [import profile]をクリックし、事前にダウンロードしたプロファイルを選択します。
- ユーザ名等が自動で入ります。
- 右上のアイコンをクリックし、[Connect]をクリックします。
- ユーザを作成した際に設定したPINを入力し、[OK]をクリックします。
- 接続が完了するとVPNサーバから割り当てられたIPアドレス等が表示されます。
- 診断君等でIPアドレスを確認すると、VPNサーバからのアクセスであることが確認できます。
pritunlを利用すると簡単にVPNサーバが構築でき、ユーザ管理やクライアント設定もとても簡単にできますね!
通信速度について
当然ですが、VPNサーバを経由した場合には直接接続より速度が落ちます。
さくらクラウド1core1Gメモリの場合の計測結果は以下のとおりでした。
VPNサーバを経由しない場合
下り:89.3Mbps 上り:52.7Mbps
VPNサーバを経由した場合 さくらクラウド1core 1GBメモリ
下り:23.2Mbps 上り:9.4Mbps
VPNサーバを経由した場合 さくらクラウド4core 4GBメモリ
少しスペックをあげたら速度も改善されるかと思い、4core 4GBメモリでも試してみました。
下り:27.8Mbps 上り:11.2Mbps
少しだけ早くなりましたが、コストパフォーマンスを考えると1core1GBメモリでもいいかなという感触ですね。
さくらクラウドの共有セグメントは、100Mbpsです。
さくらクラウドにもVPN機能がありますので、要件にあわせて利用してみてください。
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