wp-sacloud-ojsプラグインを利用してIDCFオブジェクトストレージに保存できるようにする
- 2017.03.07
- 技術ブログ

wp-sacloud-ojsとは?
WordPressにてさくらのクラウド オブジェクトストレージを利用するためのプラグインです。
WordPressの管理画面からメディアを追加すると、自動的にオブジェクトストレージにアップロードされます。
メディアファイルのURLを変更し、オブジェクトストレージから直接配信するようになります。
今回やること
wp-sacloud-ojsを利用してIDCフロンティアのオブジェクトストレージ側に保存できるようにします。
素直にさくらインターネットのオブジェクトストレージを使えばいいのに・・・と思いますが、諸事情によりIDCフロンティアのオブジェクトストレージを使用しています。
実作業
前提
- wordpressを設定済み
- CentOS7
wordpressにプラグインのインストール
- プラグイン→新規追加をクリック
- wp-sacloud-ojsで検索
- [今すぐインストール]をクリック
- [有効化]をクリック
IDCFオブジェクトストレージのエンドポイント等を確認
- オブジェクトストーレジ管理画面を開きます。
- APIユーザをクリックします。
- 利用するAPIユーザをクリックします。
- エンドポイント、API Key、Secret Keyが表示されるので値を控えておきます。
プラグインファイルの編集
- wp-content/plugins/wp-sacloud-ojs/classes/Options.php
- 下記の2行をIDCFオブジェクトストレージのエンドポイントに書き換えます。
const SACLOUD_OJS_ENDPOINT_HOSTNAME = “ds.jp-east.idcfcloud.com”;
const SACLOUD_OJS_CACHED_ENDPOINT_HOSTNAME = “ds.jp-east.idcfcloud.com”; - ファイルを保存します。
wp-sacloud-ojsの設定
- wp-sacloud-ojsの設定をクリックします。
- 下記画面が表示されるので、IDCFオブジェクトストレージのアクセスキー・シークレットキー・バケット名を入力します。
- 入力したAPIトークンでテスト接続をクリックし、正常に接続できることを確認します。
- [変更を保存]をクリックします。
メディアを新規追加
- メディア→新規追加をクリックします。
- ファイルをドラッグ&ドロップ等でアップロードします。
- IDCフロンティアのオブジェクトストレージにアップロードされたことを確認します。
注意事項
- ソースの中身をいじってるので当然ながら無保証・自己責任になります。
- IDCFオブジェクトストレージのバケットポリシーをpublicreadにしておかないと画像が表示されません。
(アクセス制御をかけたい場合は別途対応が必要です) - バケットを公開状態にするには、下記ドキュメントを参照してください。
https://www.idcf.jp/help/storage/guide/pdf/BucketPolicyGuide.pdf
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